鬱の診断を受けたら|専門医の力を借りて治療に励みましょう

女性医師

精神科の新しい検査法

座り込む男性

問診がスタンダード

気分が暗くて何かを見たり聞いたりしても全く関心がなくなってしまったようなときは、鬱病を疑う必要があります。このような場合に精神科や心療内科などの病院を受診して医師の問診に答えれば、鬱病であるかどうか診断されます。問診の事項には、患者のそのような沈み込んだ状態がいつごろから始まってどのくらい続いているのかといった事柄があります。また、鬱病にはある程度遺伝も関係しているとされるため、家族や親戚に鬱病の人がいるかどうかという情報も診断には必要となります。鬱病になってふさぎこんでしまう状態を抑鬱状態と言いますが、こうした状態は健常者の場合でも人生で経験するいろいろなトラブルなどによって見られるものです。うつ病患者においても抑鬱状態の程度は人それぞれなので、その状態が患者の生活にとってどのくらい妨げになっているのかも医師は参考にして診断を行います。というのも、抑鬱状態であってもそれが軽いものであれば仕事や家事などに問題ないこともあり、治療のために使う薬もそうした患者なら軽いタイプの薬で間に合うからです。

光トポグラフィーの効用

精神科や心療内科の医師が患者を鬱病と診断するには、このように問診という方法がスタンダードとなっています。とはいえ最近、病院によっては新しい科学的な診断法を取り入れるところも出てきています。新しい科学的な鬱病の診断法とは、光トポグラフィーという機械を使った診断法です。光トポグラフィーは患者の頭部に装置をつけてもらうだけでできる診断法なので、機械自体は高額なものですがそのメリットの大きさ故に導入する医師が増えているのです。光トポグラフィーで診断すれば、抑鬱状態を抱えている患者が鬱病なのか、それとも似た症状を示す双極性障害なのかを判別することができます。科学に基づいた診断なので本人はもとより家族にとってもその診断結果は納得しやすいものです。抑鬱状態で病院を訪れる患者の中には、鬱病という診断を望んでいる人もあれば望まない人もいます。いずれの患者の場合にも、誰が検査しても同じ結果の出る光トポグラフィーは公平性や信頼性の高い診断法として受け入れやすいものといえます。