鬱の診断を受けたら|専門医の力を借りて治療に励みましょう

女性医師

素行に変化が現れます

相談

抑鬱状態が数週間続くと、精神的にも精身体的にもさまざまな症状が現れてきます。精神科や心療内科で鬱病と診断されるときには、家族や周囲の人から普段と素行が違うと指摘されたことがきっかけで受診する場合があります。この際、鬱病の自覚症状がない人も多く、精神的につらい時にも我慢し続けたり、自分がしっかりしなければと無理をしていることがあります。日頃から真面目すぎるほど忠実に仕事をしていたり、全力で臨まなければと自分の許容量以上に追い込んでしまいます。鬱病と診断される人には性格が比較的似ている場合があります。理想が高く、道徳心が強すぎて、すべて自分で解決させようとしたり、一見社交的で細かなところまで気遣いができるのに、自宅に戻るとさびしさが募り、悲観的になってしまう性格の人もこの傾向といえます。生まれ持った遺伝的要素や環境から身に付いた性格は治すことはできません。自分を守るためにもほどほどに対応する事も必要です。ストレスの感じ方は同じ性格の人でも違うため、無理を自覚できるように定期的に自己を見つめてみるのも良いでしょう。

鬱病と診断された人と接すると、日頃の素行の違いに気づく事が出来ます。絶えずふさぎ込んで元気がなく、会話をすることが無くなったり、ぼんやりと独り言を話していることがあります。また、物忘れがひどくなり、少し前の事を忘れてしまったり、以前はできていたことがわからなくなることもあります。服装にも変化が現れます。日頃から気を使っていた装いが乱れていたり、明らかに趣味と異なる格好をし出すこともあります。味覚も鈍くなり、味が感じられないため塩分が強くなったりして身体的にも負担が掛かります。これらの症状は神経伝達物質が減少することで、感情をうまく表現ができなくなり起こります。鬱と診断されると、抗鬱薬を使用して治療を行います。減少した神経伝達物質が正常に働くために、神経細胞にセロトニンやノルアドレナリンが取り込まれるのを防ぎます。抗鬱薬とともに必要なのが抗不安薬や睡眠薬です。鬱病に掛かるとほとんどの場合睡眠障害が発症します。精神的な不安から不眠になるため、気持ちを取戻し、しっかりと眠ることで抗鬱薬の効果が効きやすくなります。